脱毛、その展望を探る
水をたっぷり吸収した「インディアンクレイ」でマッサージ洗顔してから、二回目に「うぐいすの粉」で洗顔をするなど。
肌の状態で、やりすぎない程度にヴァリエーションを楽しんでいる。
うぐいすの糞には日焼けどめ効果はない。
真夏の太陽は帽子でしっかり防御。
鼻のあたまのシミを観察してたら、うすくなったり、黒くなったり、微妙に変色する。
うすくなったシミも、大好きな直射日光を浴びればすぐに反応して黒くなるので、油断は禁物。
せっせと「うぐいすの粉」を使っていたら、「あれー、色、白くなったんじゃない」といわれたんです、ある男性から。
うれしくって、ホーホケッキョ。
ちなみに、かの有名な小説、T著『春琴抄』の、次のくだりに注目。
〈常に鶯を飼つてゐて糞を糠に交ぜて使ひ又糸瓜の水を珍重し顔や手足がつるく滑るやうでなければ気持を悪かり地肌の荒れるのを最も忌んだ〉たいへんおしゃれで、容貌についてはそうとうな自信があった主人公、春琴のお手入れ法だ。
江戸末期のこと。
わたしもいっそ春琴のようにうぐいすを飼おうか。
飼えば手づくりフンが可能だ。
日本語教師のマキさんは、毎年三ヵ月ほど中国に日本語を教えに行っている。
行くたびに、たくさんのおみやげをかかえて帰ってくる。
今回はなかでも大ヒット。
美容パックを買ってきてくれたのだ。
それも六種類も。
麦芽、珍珠(真珠の粉末)、鉱物泥、霊芝、羊の胎盤、海草。
このラインナップ、すごい。
漢字パワーに効き目がこめられているかのようだ。
マキさんによると、「(解説が)日本語入りのは高い。
海草は伝統ものらしく希少。
羊の胎盤系はクリームもありポピュラー。
朝鮮人参クリームもおススメで、ツルッルになる」そうだ。
まずはお湯で洗顔する。
その後、「麦芽蛋白粉」と書かれた白い粉を水で溶いた。
どろどろは漆喰のまっ白さ。
顔にぬる。
時代劇みたい。
ガビガビ状態に固まっていく手前、解説にあった二十分待機を短縮して十五分で洗いながした。
ぬるま湯、水で何回も洗う。
すっきりした。
手もとにはまだ、「去皺」効果があるという海草パック、「去皺和美白面容的目的」という羊の胎盤、「抗衰老軟膜」効果の霊芝など、未使用の美容パックがある。
日本で市販されているパックはさまざまな効果をうたっている。
美白、毛穴の掃除、ひきしめ、皮脂の分泌をおさえる、保湿、血行促進など。
ひたすらパック好きなので、泡のパック、シェル、はがすパック、マッサージをするパック、タラソテラピーパックも試した。
でも、ヌルヌル感が残ったこともあるし、パック剤を乾燥させて時間どおりにはがしたら肌がツッパリ、荒れたことも。
美濃和紙を使う、皮膚老廃物の除去用吸取り紙「マスク・ペーパーパークスル」は、薬品を使用しない椿の木の植物繊維で、一枚一枚丹念にすかれた、まったくの天然素材パック。
目とロ、鼻の穴の部分をあけた美濃和紙を水、ミネラルウォーター、牛乳などに浸し、すぐに顔にはりつける。
タオルで軽くおさえて、およそ十分(牛乳使用時)上二十分。
紙が乾燥したらはがして終わり。
水分が蒸発すると、和紙の吸着力が毛穴の汚れを吸いとるしくみである。
乾燥も速い。
B代表・T氏考案である。
メガネをかけているわたしにとって、美濃和紙のマスク・ペーパーはべたつかないので、パック中にもメガネをかけていられ、なにかと便利。
和紙のやわらかな感触が肌に吸いついて、新鮮至極。
とくに牛乳を使うときは肌のほうが和紙に吸いつくようにピタッときて、しっとり乾く。
やわらかなタオルで軽く水分をおさえる。
はがしたらお湯で洗顔。
水を使った時は時間を三十分と長くしたので、和紙がパリパリになるまで乾燥しちゃった。
長すぎたかもしれない。
はがすまでの時間は各自の肌の状態に応じて調整するといい。
なぜ、これほどパックが好きか。
やはり顔の上になにか載せるのが気持ちいいのだ。
蒸したタオル、ワカメ、無糖ヨーグルト……。
これって、そうとう無防備な状態だ。
強盗もたまげて逃げる?こっちも目と口だけだしてまるで強盗。
飼い猫もびっくり。
わたしは肌が妙にべタついているときや入浴中、朝の洗顔後だけでなく、日中にもためらわず、即、パックする。
といっても、ふだんは洗顔兼用パックである。
汚れを吸着する性質のある飲んでもOKの「インディアンクレイ」は、肌にハリがでた、くすみが消えた、シワがめだたなくなったなど、使用感、効果はさまざま。
わたしは数力月前からは、無農薬のハトムギ粉もパックのメニューに入れた。
パンやケーキ、クレープ用のハトムギ粉を利用する。
水でちょいちょいと溶いて顔にぬり、一、二分、こちらも乾くまえに洗いなかす。
洗いなかすときに軽くマッサージをするが、おどろくほどツルッルになる。
ハトムギ粉は開封後は小さなビンに小わけして、風呂場や洗面所においてある。
残りは、湿気や虫がつくのを防ぐため冷蔵庫で保管して、みそ汁に入れたり、てんぷらの衣に混ぜたりして、顔用・食用に使っている。
つまり、クレイやハトムギ粉を使う方法は、どちらもパックとー応いっているが、洗顔の一種でもある。
お化粧をしている場合は、よく落としてからやろう。
軽快、ツルッル、スッキリ感が得られる。
パック後の水分補給は、忘れずに。
三年ほど前、雑誌のナチュラルーコスメ特集で「へちま水」の存在を知った。
わたしは「へちま」はからだを洗うものだとおもっていた。
果実を乾燥させたのが浴用のへちま。
へちま水は茎を切ると流れでる液である。
乾燥した土を好み、晴天。
高温のときは成長がさかんだが、雨期になると成長がとまる性質があるそうだ。
水分の発散ができないまま、根から水分を吸い上げているので、へちま水がつくられる。
時期は、旧暦八月十五日の満月の夜が良いとか。
へちま水は、「鎮咳および利尿薬とする。
また昔は化粧水に用いていたり、乗物酔いにはさかずき一杯飲むのも効果があるなど。
かの赤本には、せき、ヤケド、あせも、凍傷に卓効あり、とある。
そのほか「昔から皮膚の色を白くし艶をよくすると云われ此水を採って貯え置く家庭が多くあります」とある。
有機質の肥料をつかって、無農楽栽培をしているへちまから採ったー〇〇パーセントの「へちま水」を使っている。
「品質安定のため低温殺菌を施し、保存料、香料などー切含んでいない」という。
わたしはへちま水をお風呂あがりにパシャパシャ、パシャパシャつける。
いつまでたっても驚くほど浸透する。
へちま水は冷蔵庫に保管。
パシャパシャを根気よく続けていたら、肌の吸収状態に変化がおきだ。
あれほどパシャパシャしていたのに、それほどしなくても肌の水分補給がまにあうようになってきている。
うるおいのあるおいしい肌T)になってきたのか。
皮膚のごわごわがなく、弾力もまあまあだ。
以前はじっとり脂っぽかった肌がこざっぱりしてきた。
「乾燥肌で困ってますウー」二十五歳の知人はそういって、冬場のへちま水オンリーをあきらめた。
そのいっぽう、へちま水を使いつづけて十年の五十四歳の女性は「つけると、しっとりするの」という。
使いつづけると素肌が変わってくるのだろうか。
へちま水はたしかにさっぱりしすぎて、ものたりないかもしれない。
朝と夜の違いや食べ物、睡眠との関係、毎日の気候や温度、湿度とも関係するだろう。
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